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【暗号資産レポート夕版】2024年11月22日

【ビットコイン(BTC/JPY)60分足分析《一目均衡表・MACD》】

【ビットコイン(BTC/JPY)60分足分析《一目均衡表・MACD》】

 まだ上値を模索し続けており、年初来高値を3日連続で更新している。一昨日の『トランプ氏、暗号資産政策特化の役職を新設検討』、昨日の『国民民主党、暗号資産の分離課税を要求』に続き、昨日も『ゲンスラーSEC委員長が年明け辞任』との報が飛び出すなど、センチメントは明らかに改善している。

 それだけに過熱感は如何ともし難く、いつ利益確定売りに押されないとも限らないという点は何ら変わっていない。ただ上昇スピードが比較的緩やかであるだけに、短期サイクル的にはまだ頭打ちと決めつけるわけにはいかない状況は続いている。特に60分足MACDは0ラインと乖離した水準へ持ち上げられてはいるものの、舳先は概ね横ばいであり、まだ頭打ちを確認できていない。そうなると60分足・一目均衡表的にも、その雲に沿った動きからは往き過ぎと意識するには十分とはいい難いのが実状だ。幾分ダイバージェンス(逆行現象)が見られつつある点は気にはなるが、現時点ではまだおっかなびっくりしながらも、ついていくべきかもしれない。もちろん逃げる算段だけは、事前にしっかりと想定しておきながら…。


以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)18日以降の上昇に対する半値押し14,480,132円を下値支持線、1600万円の大台ラインを上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、同61.8%押し14,286,958円/1400万円の大台を経て、7日以降の上昇に対する38.2%押し13,811,706円へ押し戻される展開が想定される。さらに下回ると、同半値押し13,352,385円/1300万円の大台を経て、同61.8%押し12,893,063円へと下値を拡大しないとも限らないが、史上最高値を更新中であるだけに「往きつくところまで…」を地で往く展開はなかなか抗えない。いつ利益確定売りに押されないとも限らないという点は何ら変わっていないが、明確に頭打ちを確認するまでは、あくまでポジション調整の域に留まると見ておくべきだろう。
(3)史上最高値を更新中であるだけに、節目の大台である前記抵抗線まで上値メドは切り上げざるを得ない。そしてその先は大台を一つ一つ確認するくらいしか上値メドが見当たらないだけに、まさに「往きつくところまで…」を地で往く展開といえる。ただし勢いづいているのは否めないものの、それだけ過熱感はさらに増幅していることは事実だ。比較的緩やかな上昇であり、前記したように短期サイクル的にはそれほど過熱感は台頭していないが、いつ利益確定売りに押されないとも限らないという点には引き続き警戒しておきたいところだ。もっとも明確に頭打ちを確認するまでは、ついていかざるを得ないのも事実だが・・・。
《16:50》


【イーサリアム(ETH/JPY)60分足分析《一目均衡表・MACD》】

【イーサリアム(ETH/JPY)60分足分析《一目均衡表・MACD》】

 上値を押さえ込まれていた分、大きく跳ねているのがこのETHだ。本稿執筆時はやや上値の重さが目立ちつつあるが、上放れたばかりということもあり、勢いづいているのが実状といえる。

 ただそれだけに、短期サイクル的にはやや過熱感が目立っているのが実状といえる。特に60分足MACDは0ラインと乖離しており、舳先もやや下方向に向け始めている。そうなると上放れたばかりの60分足・一目均衡表も、その雲との乖離が意識されてもおかしくないところだ。日足ベースではまだ初動であるだけに、さらなる上値模索への意識は拭えないが、その点だけはしっかりと警戒しておきたいところだ。


以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)15日以降の上昇に対する半値押し495,972を下値支持線、12日高値529,571円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、同61.8%押し488,301円を経て、その15日安値463,467円へ押し戻されないとも限らない点には注意が必要だ。さらに下回ると、4日以降の上昇に対する半値押し443,665円/同61.8%押し423,391円を経て、40万円の大台を窺わないとも限らないが、直近の膠着を経て上放れたばかりという形状は下値の堅さが意識されやすい。もちろん日足ベースではまだ高値圏にあるだけに、いつ利益確定売りが入ってもおかしくないという点は何ら変わらないが、意外と下値は堅いと見ておくべきだろう。
(3)前記抵抗線は7月29日高値をわずかに上回ったに過ぎず、まだ上値メドとして意識されている可能性は高い。それだけに上回ると、7月23日高値551,056円まで主だった上値メドは見当たらないという点には注意が必要だ。さらに上回ると、7月1日高値565,219円を経て、5月27日高値622,306円に向けて動き出さないとも限らないが、本稿執筆時はあとわずかというところで足踏みしている。明確に上回ると上値余地は大きいとは考えるが、超え切れるか?否か?の分水嶺。週末でもあるだけに・・・。
《17:05》


【ライトコイン(LTC/JPY)60分足分析《一目均衡表・MACD》】

【ライトコイン(LTC/JPY)60分足分析《一目均衡表・MACD》】

 こちらも急上昇したばかりだが、それまでが緩やかながらも下落していただけに、反発度合いとしては物足りないというのが実状だ。

 それでも短期サイクル的には、60分足・一目均衡表の雲上に顔を出すなど、今後を期待させる形状に変化している。60分足MACDは0ラインを上回る水準でやや舳先を下方向に向けつつあるが、過熱感という点ではほとんど台頭していないというのが実状だ。週末ではあるが、一気に加速しないとも限らないという点は、しっかりと認識しておきたいところだ。


以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)引き続き、21日安値12,516円を下値支持線、16日高値14,992円を上値抵抗線としつつ、放れた方向にはついていきたい。
(2)前記支持線は16日安値をわずかに下回ったに過ぎず、まだ下値メドとして意識されている可能性は高い。それだけに明確に下回ると、13日安値11,069円を経て、7日安値10,675円/1万円の大台を窺う展開が想定されるところだ。もっとも17日の急反落で過熱感は大きく和らいだ印象が強く、直近の膠着を経て上放れたばかりというポジティブもある。ネックラインとなる4日安値9,720円を窺いにかかるには、かなりのネガティブが新たに台頭する必要有と見ておくべきだろう。
(3)前記抵抗線を上回ると、大台くらいしか主だった上値メドが見当たらないだけに、いよいよ4月1日高値16,938円に向けた動きが警戒されるところだ。それでもそこに至るにはまだかなりの値幅が存在しており、現時点での楽観は禁物といわざるを得ないのが実状だ。値が軽く、動き出したら止まらなくなるという可能性はゼロではないが、本日は週末でもある。不意の急反落は常に意識しておく必要があろう。あくまでポジション調整の一環とは見るが・・・。
《17:15》


【ビットコインキャッシュ(BCH/JPY)60分足分析《一目均衡表・MACD》】

【ビットコインキャッシュ(BCH/JPY)60分足分析《一目均衡表・MACD》】

 急伸を見せた昨日の主役は、その後大きく押し戻された。このため動き方としては乱高下といわざるを得ないが、それでも膠着から上放れたばかりという点に大きな差異はない。 

 そしてその乱高下を経たことで、過熱感は短期サイクル的にほとんど見られていない。逆に大きく押し戻された関係で、60分足MACDは0ライン付近まで押し戻されている。値が軽いという特性を、いかんなく発揮したと見るべきだろう。


以上を踏まえて当面のポイントは、
(1)13日以降の上昇に対する半値押し72,336円を下値支持線、21日高値82,588円を上値抵抗線とする。
(2)前記支持線を下回るまで、上方向を志向する。ただし下回ると、大台とほぼ重なる同61.8%押し69,917円を経て、その13日安値62,085円へ押し戻されかねない点には注意が必要だ。ただし上放れの初動であるのみならず、昨日の急反落で過熱感もそれほど台頭していない。急上昇に急反落はつきものではあるが、あくまでポジション調整の一環と見て、次なる動意を見極めたいところだ。
(3)前記抵抗線を上回ると、9万円/10万円の大台くらいしか主だった上値メドは見当たらない。このため上回ると、いよいよ4月5日高値107,943円に向けた動きが期待されるということになる。ただし昨日の急反落も見てもわかるように、急上昇は過熱感をも増幅させる要因となり得るものだ。値が軽く、また動き出したばかりという点からはもう一段の上値模索が十分に期待されるところといえるが、その点だけは常に頭の片隅に残しておきたいところだ。
《17:25》

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