株式会社マネーパートナーズ

11月29日の「ゴールドレポート夕版」は、筆者都合により休刊とさせていただきます。


【ゴールドレポート朝版】2024年11月29日

【ゴールド概況】
 ゴールドの11月28日終値は2641.2ドル、前日比6.6ドル高。取引レンジは2620.8ドルから2649.5ドルの28.7ドル幅。

 小幅ながら3日続伸。米10年債利回りが緩やかに低下したことが、金利選好→ゴールド買い戻しを促したと見られる。もっとも米感謝祭の関係で流動性は大きく低下しており、方向感を伴っているとはいい難いのが実状だ。あくまで膠着であり、ブレの範囲内と見るべきだろう。

 本日は米国市場が一応開くが、ブラックフライデーということから開店休業状態となる可能性が高く、流動性回帰は望むべくもない。米12月利下げを巡る思惑の揺れが波乱要因となる可能性はあるものの、基本的には小動きを想定しておくべきだろう。もちろん、些細な要因で大きく揺れ動く可能性はゼロではないが・・・。
(9:30)


【シルバー概況】
 シルバーの11月28日終値は30.174ドル、前日比0.111ドル高。取引レンジは29.624ドルから30.247ドルの0.623ドル幅。

 こちらは小反発。東京タイム序盤にさらに下値を拡大する場面も見られたが、その後は緩やかに下値を削っているのが実状だ。もっとも米感謝祭の関係で動意そのものは乏しく、あくまで前日の下げに対する半道が入っていると見るべきだろう。

 再び大台割れとなり、そこから反発した事実を踏まえれば、下値の堅さが意識されている可能性は高い。ただし流動性低下で方向感が定まっているとはいいがたく、あくまでポジション調整の範囲内と見るのが妥当な状況でもある。本日もブラックフライデーということから流動性回帰は望むべくもないだけに、動意の乏しい展開を想定しておく気だろう。ただしそうした際のもう一つの注意点としては、些細な要因で大きく振れるというのもあるが・・・?
(9:40)

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