◆ “収斂圧力”に押されて・・・ - “150円前半”
昨日は「中村日銀審議委員発言」にて、“上を下へ”と振られる展開でした。
まず朝方には『まだ賃上げの持続性に自信を持てていない』と発言し、「日銀12月利上げ見送り」との思惑が先行しました。
ただ午後には『3月/7月は利上げ自体に反対したわけではない』『12月利上げはあるともないともいえない』と発言しており、「日銀12月利上げ観測」が盛り返しています。
一方で米経済指標は昨日も“弱め”が目立つ中、依然として「米12月利下げの有無」も方向性が定まらずにいます。
こうして“上を下へ”と揺れ動く中、最終的には「米雇用統計」を控えた“収斂圧力”に押され、“150円前半”にて昨日の取引を終えるに至っています。
◆ “反動部分”の影響は“未知数” - 米雇用統計
こうした中、いよいよ本日はその「米雇用統計」が行われます。
事前予想は「非農業部門雇用者数(NFP:+20.0万人)」と“前月より大幅増”、「失業率(4.2%)」「平均時給(前年比+3.9%)」は“前月よりやや悪化”が見込まれています。
ただ“大幅増”に関しては「ハリケーン&ストの反動」と見られるだけに、どこまで反応するかは“未知数”といわざるを得ません。
一方で直近の雇用関連指標は“芳しくない”ものが多く、“やや悪化”に反応する可能性も否めないところ…?
◆ ただ“上値余地”が幾分拡大している・・・!?
テクニカルを見ると、“日足・一目均衡表の雲”がせり上がってきており、“150円ライン(雲上限が149.971円)”に展開しています。
このため当該ラインで“下値が支えられる”という可能性が否めない反面、割り込むと“100日移動平均線(148.769円)”そして“雲下限(146.720円)”へと押し下げられかねません。
ただ一昨日より上値を押さえ込んでいるのが、“50日移動平均線(151.345円)”ですが、こちらがやや切り上がっています。
あくまで結果次第となりますが、“上方向(米12月利上げ見送り→米国債利回り上昇→ドル買い)”の余地拡大と見ながら、予断を持つことなく、臨機応変に対応したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
151.949(11/28高値、200日移動平均線)
151.787(ピボットハイブレイクアウト)
151.535(11/29高値、日足・一目均衡表転換線)
151.404(11/20~12/3の38.2%戻し)
151.343(50日移動平均線)
151.232(12/4高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:151.002(50週移動平均線、大台)
上値4:150.770(12/5高値、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値3:150.626(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値2:150.512(12/5NYタイム高値後の76.4%戻し)
上値1:150.393(12/5NYタイム高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:150.084
下値1:150.000(大台)
下値2:149.664(12/5安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、12/3~12/4の61.8%押し水準)
下値3:149.524(12/4安値、ピボット1stサポート)
下値4:149.249(12/3~12/4の76.4%押し)
下値5:149.000(大台、ピボット2ndサポート)
148.907(20月移動平均線)
148.768(100日移動平均線)
148.719(週足・一目均衡表先行スパン下限)
◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン
98.859(100日移動平均線)
98.753(11/28高値、11/20~12/4の50%戻し)
98.528(11/29高値、20週移動平均線)
98.349(週足・一目均衡表先行スパン下限)
98.102(日足・一目均衡表転換線)
98.017(12/2高値、11/20~12/4の38.2%戻し、大台)
97.918(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:97.639(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値4:97.532(12/3高値、-1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.242(11/20~12/4の23.6%戻し)
上値2:97.143(12/4高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:97.081(12/5高値、大台)
前営業日終値:96.863
下値1:96.605(100週移動平均線)
下値2:96.444(ピボット1stサポート)
下値3:96.344(12/5安値)
下値4:96.000(大台、ピボット2ndサポート)
下値5:95.910(12/4安値)
95.791(-2σ)
95.707(ピボットローブレイクアウト)
95.324(9/18安値)
◆ ポンド円 抵抗・支持ライン
194.627(11/25高値)
194.074(11/20~12/3の61.8%戻し、週足・一目均衡表基準線)
193.948(週足・一目均衡表転換線、大台)
193.830(11/26高値、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
193.065(週足・一目均衡表先行スパン上限、50週移動平均線、大台)
192.931(11/20~12/3の50%戻し)
192.838(100日移動平均線)
192.626(11/27高値)
192.481(11/28高値)
192.391(20週移動平均線)
192.307(11/29高値)
192.211(12/5高値)
192.000(大台)
191.763(日足・一目均衡表先行スパン下限)
前営業日終値:191.521
190.345(12/5安値)
191.238(12/3~12/5の23.6%押し)
191.090(-1σ)
191.000(大台)
190.636(12/3~12/5の38.2%押し)
190.150(12/3~12/5の50%押し)
190.000(大台)
189.663(12/3~12/5の61.8%押し)
189.356(12/4安値)
189.061(12/3~12/5の76.4%押し)
188.955(週足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
188.898(20月移動平均線)
188.224(-2σ)
188.088(12/3安値)
《10:55》
《11:20、テクニカルライン追記》
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