◆ “収斂圧力”に押されて・・・ - “150円前半”

昨日は「中村日銀審議委員発言」にて、“上を下へ”と振られ" />

FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > 「米雇用統計」を機に一気に“振れる”…!?
マネパ為替分析 日刊レポート

最新の記事

「米雇用統計」を機に一気に“振れる”…!?

2024年12月06日

◆ “収斂圧力”に押されて・・・ - “150円前半”

昨日は「中村日銀審議委員発言」にて、“上を下へ”と振られる展開でした。

まず朝方には『まだ賃上げの持続性に自信を持てていない』と発言し、「日銀12月利上げ見送り」との思惑が先行しました。
ただ午後には『3月/7月は利上げ自体に反対したわけではない』『12月利上げはあるともないともいえない』と発言しており、「日銀12月利上げ観測」が盛り返しています。

一方で米経済指標は昨日も“弱め”が目立つ中、依然として「米12月利下げの有無」も方向性が定まらずにいます。
こうして“上を下へ”と揺れ動く中、最終的には「米雇用統計」を控えた“収斂圧力”に押され、“150円前半”にて昨日の取引を終えるに至っています。


◆ “反動部分”の影響は“未知数” - 米雇用統計

こうした中、いよいよ本日はその「米雇用統計」が行われます。

事前予想は「非農業部門雇用者数(NFP:+20.0万人)」と“前月より大幅増”、「失業率(4.2%)」「平均時給(前年比+3.9%)」は“前月よりやや悪化”が見込まれています。
ただ“大幅増”に関しては「ハリケーン&ストの反動」と見られるだけに、どこまで反応するかは“未知数”といわざるを得ません。
一方で直近の雇用関連指標は“芳しくない”ものが多く、“やや悪化”に反応する可能性も否めないところ…?


◆ ただ“上値余地”が幾分拡大している・・・!?

テクニカルを見ると、“日足・一目均衡表の雲”がせり上がってきており、“150円ライン(雲上限が149.971円)”に展開しています。
このため当該ラインで“下値が支えられる”という可能性が否めない反面、割り込むと“100日移動平均線(148.769円)”そして“雲下限(146.720円)”へと押し下げられかねません。
ただ一昨日より上値を押さえ込んでいるのが、“50日移動平均線(151.345円)”ですが、こちらがやや切り上がっています。
あくまで結果次第となりますが、“上方向(米12月利上げ見送り→米国債利回り上昇→ドル買い)”の余地拡大と見ながら、予断を持つことなく、臨機応変に対応したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。

151.949(11/28高値、200日移動平均線)
151.787(ピボットハイブレイクアウト)
151.535(11/29高値、日足・一目均衡表転換線)
151.404(11/20~12/3の38.2%戻し)
151.343(50日移動平均線)
151.232(12/4高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:151.002(50週移動平均線、大台)
上値4:150.770(12/5高値、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値3:150.626(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値2:150.512(12/5NYタイム高値後の76.4%戻し)
上値1:150.393(12/5NYタイム高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:150.084
下値1:150.000(大台)
下値2:149.664(12/5安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、12/3~12/4の61.8%押し水準)
下値3:149.524(12/4安値、ピボット1stサポート)
下値4:149.249(12/3~12/4の76.4%押し)
下値5:149.000(大台、ピボット2ndサポート)
148.907(20月移動平均線)
148.768(100日移動平均線)
148.719(週足・一目均衡表先行スパン下限)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

98.859(100日移動平均線)
98.753(11/28高値、11/20~12/4の50%戻し)
98.528(11/29高値、20週移動平均線)
98.349(週足・一目均衡表先行スパン下限)
98.102(日足・一目均衡表転換線)
98.017(12/2高値、11/20~12/4の38.2%戻し、大台)
97.918(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:97.639(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値4:97.532(12/3高値、-1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.242(11/20~12/4の23.6%戻し)
上値2:97.143(12/4高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:97.081(12/5高値、大台)
前営業日終値:96.863
下値1:96.605(100週移動平均線)
下値2:96.444(ピボット1stサポート)
下値3:96.344(12/5安値)
下値4:96.000(大台、ピボット2ndサポート)
下値5:95.910(12/4安値)
95.791(-2σ)
95.707(ピボットローブレイクアウト)
95.324(9/18安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

194.627(11/25高値)
194.074(11/20~12/3の61.8%戻し、週足・一目均衡表基準線)
193.948(週足・一目均衡表転換線、大台)
193.830(11/26高値、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
193.065(週足・一目均衡表先行スパン上限、50週移動平均線、大台)
192.931(11/20~12/3の50%戻し)
192.838(100日移動平均線)
192.626(11/27高値)
192.481(11/28高値)
192.391(20週移動平均線)
192.307(11/29高値)
192.211(12/5高値)
192.000(大台)
191.763(日足・一目均衡表先行スパン下限)
前営業日終値:191.521
190.345(12/5安値)
191.238(12/3~12/5の23.6%押し)
191.090(-1σ)
191.000(大台)
190.636(12/3~12/5の38.2%押し)
190.150(12/3~12/5の50%押し)
190.000(大台)
189.663(12/3~12/5の61.8%押し)
189.356(12/4安値)
189.061(12/3~12/5の76.4%押し)
188.955(週足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
188.898(20月移動平均線)
188.224(-2σ)
188.088(12/3安値)

《10:55》
《11:20、テクニカルライン追記》

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産等取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > 「米雇用統計」を機に一気に“振れる”…!?