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実践トレーディング

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マネーパートナーズによるコラム連載は、2025年2月28日をもちまして終了させていただくこととなりました。
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実践トレーディング 2月28日夕版
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為替モーニング東京市場2025年2月20日

2025年02月20日
(コラム執筆時間:09時14分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円150.50~152.00
ユーロ円157.00~158.50
ユーロドル1.0350~1.0500
豪ドル円95.00~96.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米連邦公開市場委員会(FOMC)は1月会合で、根強いインフレと経済政策の不確実性を背景に金利を据え置く姿勢を表明したが、昨日発表されたFOMC議事録でもインフレが進展するまで金利を維持する構えが改めて示された。当面、米金利の優位性を元にしたドル買い志向は健在ではあるが、反面、ドルロングが高水準まで膨れ上がっており、また市場では年内1~2回程度の利下げ見通しに変化がないだけに、拙速的にドルを買い上がる難しさも同居している。そんな中、トランプ大統領は就任1か月が経過したが、連日のように大統領令を乱発しているものの、関税問題や移民問題、そして貿易不均衡など余りにも多岐に亘っている。さらにトランプリスクも同時発生しており、先行き不透明感もさらに強まっているだけに、安易にどちらにも仕掛けづらい外部環境にある。引き続き直近のレンジ幅を重視し、少なめのナンピン売買で対応するのが賢明であろう。

一方、ドル円は米関税問題の副作用もあるが、円安の副作用も無視できないだけに、相対的にドルロングを手仕舞う動きが先行している。引き続きレンジ幅ドル円150.80~152.30円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは方向感に乏しい中、欧州経済の脆弱性を踏まえて再び戻り売りが優先されている。ただEUと米国との貿易協議を控える中、一部ではECB利下げは時期尚早との見方も浮上しており、拙速的な下値トライも慎重になっている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0350~1.0500を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、150円台半ば前後から押し目買いと共に、152円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.03台半ば前後から押し目買いと共に、1.05前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は戻りの鈍さを意識しており、現状ではドル円152円前後に売りが集約されている模様。一方、輸入企業は151円割れを視野に、150円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先している。現状ではユーロドル1.05前後からナンピン売りと共に、1.03台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円150円台半ば前後ではロング、152円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は157円割れから押し目買いと共に、158円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は95円前後から押し目買いと共に、96円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円150.00152.50
ユーロ円156.50159.00
ユーロドル1.03001.0550
豪ドル円94.5097.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円150.00152.50
ユーロ円156.50159.00
ユーロドル1.03001.0550
豪ドル円94.5097.00
現在のポジションン
ユーロ円ロング50,000☆159.00(SL157.00売り)
ユーロドルショート50,000☆1.0500(SL1.0500買い)
2025年2月収支経過(03~19日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円±¥0+¥35,000
ユーロ円+¥205,000
ユーロドル
豪ドル円+¥140,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★△152.20(151.50ロングカバー)+¥35,000
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000152.50(SL153.00買い
ドル円買い50,000151.00(SL150.50売り)
ユーロ円売り50,000159.30
ユーロ円買い50,000158.00(SL157.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0530(SL1.0580買い)
ユーロドル買い50,0001.0410
豪ドル円売り50,00097.30(SL97.80買い)
豪ドル円買い50,00095.80(SL95.30売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000152.00(SL152.50買い)
ドル円買い50,000150.50(SL150.00売り)
ユーロ円売り50,000158.50
ユーロ円買い50,000157.00(SL156.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0500(SL1.0550買い)
ユーロドル買い50,0001.0380
豪ドル円売り50,00096.50(SL97.00買い)
豪ドル円買い50,00095.00(SL94.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


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〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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