◆ 不発 - 植田日銀総裁発言

注目の「植田日銀総裁発言」は“従来通り”に留まり、“新たな材料”が飛び出すことはありませんでした。

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マネパ為替分析 日刊レポート

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まだ“下値は限定的”…!?

2024年11月19日

◆ 不発 - 植田日銀総裁発言

注目の「植田日銀総裁発言」は“従来通り”に留まり、“新たな材料”が飛び出すことはありませんでした。
いわゆる“肩透かし”に終わる中、“円失望売り”からドル円はNYタイム序盤にかけて“155.354円”を上値を伸ばしました。
一方で「米12月利下げ見送り」との思惑から“ドル買い”は失速しており、米10年債利回り低下に伴って“154円半ば”へと押し戻されて、昨日の取引を終えています。


◆ “もう一段のドル調整売り”が想定されるが・・・?

このため本日は“方向感が出づらい”が自然となる中、“利益確定売りの継続性”を見極める展開が想定されるところです。

「トランプ・トレード」に伴う直近の動きを踏まえれば、“もう一段のドル調整売り”が意識されても何ら不思議ではないところです。
ただし「米12月利上げ見送り(据え置き)」は“40%前後”をすでに織り込んでいますので、金利面からは“下値を支える”として機能しかねないのが実状でもあります。
さらに昨日の「植田日銀総裁発言」にて“短期の円買い”は大部分が解消された可能性を鑑みれば、“過度な円売り”を期待するというのは…?

“もう一段のドル調整売り”を想定しながらにはなりますが、「日銀12月利上げ」が改めて意識されない限り、自ずと“下値は限定的”と見ておくべきかもしれません。
・・・となると本日は、為替に関しても「エヌビディア決算」に絡んだ“米株価動向(特に半導体関連)”と見ておくべきかもしれませんね。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

156.753(11/15高値)
156.121(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:156.045(+2σ、11/15~11/18の76.4%戻し、大台)
上値4:155.641(11/15~11/18の61.8%戻し)
上値3:155.354(11/18高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:155.000(大台)
上値1:154.703(+1σ)
前営業日終値:154.634
下値1:154.446(日足・一目均衡表転換線)
下値2:154.000(大台)
下値3:153.843(11/18安値、11/8~11/15の61.8%押し水準、ピボット1stサポート)
下値4:153.410(11/12安値、20日移動平均線)
下値5:153.228(11/8~11/15の76.4%押し)
153.099(ピボット2ndサポート)
153.000(大台)
152.860(週足・一目均衡表先行スパン上限)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.346(11/11高値)
101.279(11/13高値、+1σ、11/7~11/15の61.8%戻し)
上値5:101.195(11/15高値)
上値4:101.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:100.915(11/7~11/15の50%戻し、日足・一目均衡表基準線/転換線)
上値2:100.762(20日移動平均線)
上値1:100.680(11/18高値、200日移動平均線、11/11~11/15の61.8%戻し水準)
前営業日終値:100.631
下値1:100.326(週足・一目均衡表先行スパン上限、11/15~11/18の23.6%押し)
下値2:100.232(-1σ、11/15~11/18の38.2%押し)
下値3:100.008(100日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、11/15~11/18の50%押し、大台)
下値4:99.902(50週移動平均線、11/15~11/18の61.8%押し)
下値5:99.748(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、-2σ、11/15~11/18の76.4%押し)
99.569(11/18安値)
99.421(11/15安値、50日/20週移動平均線)
99.088(10/8安値)
99.000(大台、ピボット1stサポート)
98.771(日足・一目均衡表先行スパン上限)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

198.923(11/8高値、11/7~11/8の76.4%戻し)
198.630(+1σ)
198.468(11/11高値、11/15高値、11/7~11/8の61.8%戻し水準)
197.990(大台)
197.457(20日移動平均線、11/15高値後の76.4%戻し)
197.000(大台)
196.859(11/15高値後の61.8%戻し)
196.756(日足・一目均衡表基準線)
196.369(11/15高値後の50%戻し)
196.148(11/18高値、-1σ)
前営業日終値:196.043(大台)
195.000(大台)
194.911(-2σ)
194.633(200日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
194.531(100日移動平均線)
194.367(11/18安値)
194.291(11/15安値、50日移動平均線)
194.103(週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.835(10/17安値、20週移動平均線)
193.699(10/16安値)
193.579(10/10安値)
193.477(9/30~10/30の61.8%押し)
193.000(大台)
192.883(10/8安値)

《10:45》
《11:15、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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