いわゆる「ディープシーク・ショック」から、先週は“リスク回避→円買い”が進行する場面が見られました。
ただこうした動きは“一時的”に留まるなど、すでに本稿執筆時には“一服”している印象があります。
一方で「トランプ関税」を巡っては、“米インフレ高止まり”を背景にした「米利下げ観測後退」が再燃しつつあります。
ただ「世界貿易戦争勃発」を懸念する“リスク回避姿勢”も併存しており、見方が割れているというのが実状となります。
このため週初オープニング時には“リスク回避→円買い”が目立ったものの、すぐさま“押し戻されて”いるのが実状といえます。
そうなると現時点ではまだ“方向感定まらず”と見ざるを得ず、今週も“揺れ動き”を想定せざるを得ないところです。
“154円割れ”では“下値の堅さ”が意識される反面、“156円台”では急速に“上値の重さ”が目立つという状況下、いずれの方向に放れるか…?
ただ「米利下げ観測後退」を背景にして、“ドル買いポジション”は高水準で溜まっているとあっては…?
基本的には“膠着(揺れ動き)”を想定するものの、リスクに関しては“上ではなくて下方向”と考えておきたいところです。
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